高校生向け科学実験教室
(科研費ひらめき☆ときめきサイエンス事業)
未来の微生物バイオテクノロジー:
酵母を利用した医薬品や食品の生産
令和5年9月24日(日)および10月9日(月・祝)
場所:奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス領域棟
http://www.naist.jp/accessmap/
パン酵母(サッカロマイセス・セレヴィジエ)に代表される酵母は、強いエタノール発酵能を持つ種が多く、長い歴史に渡って、パンやお酒造りのため、人類は酵母を利用してきました。そして最近では、動物を含む他の生物の遺伝子を酵母に導入し、そもそもは他の生物が作っていた物質を酵母に作らせる試みも行われています。また、さらに強いエタノール発酵能を持つ酵母を産み出すなど、酵母の品種改良も進んでいます。このプログラムでは、遺伝子工学なども用いた酵母バイオテクノロジーについて、私たちの研究室での取り組みを含め、講義や実験などを通じて、実感していただく予定です。

1日目:9月24日(日)
9:00-10:00 受付(集合場所:バイオサイエンス棟1階玄関ロビー)
10:00-10:10 開講式(あいさつ、オリエンテーション)
10:10-11:00 講義「酵母って何? 遺伝子って何?」(講師:木俣行雄)
(10分休憩)
11:10-12:00 実験①「パン酵母への他種生物遺伝子の導入」
12:00‐13:00 ランチョンセミナー 「酵母の発酵」(講師:渡辺大輔先生)
13:00‐14:00 施設見学
14:00‐15:00 実験①「パン酵母への他種生物遺伝子の導入」
14:50‐15:00 ディスカッション
15:00 終了・解散
2日目:10月9日(月・祝)
9:00-10:00 受付(集合場所:バイオサイエンス棟1階玄関ロビー)
10:00‐11:30 実験②「PCR法による遺伝子の検出」
11:30‐11:45 施設見学
11:45‐12:30 ランチョンセミナー「最新の酵母バイオテクノロジー」(講師:木俣行雄)
12:30‐13:00 施設見学
13:00-13:30 実験②「PCR法による遺伝子の検出」
13:30 終了・解散
当日の都合により、スケジュールに若干の変更はありますが、受付および終了・解散の時刻に変更はありません(大学に発着する公共バスの便数が限られているため、それに合わせた時間設定になっています)。
・弁当と筆記用具をご持参ください。
・実験をするので、動きやすい靴、服装でお越しください。
・高校の授業で生物を履修していなくても理解できる内容です。
参加希望あるいはご質問は、以下までE-メールください。(参加希望の方は、お名前、連絡先メールアドレス、高校名、学年を記してください)
参加受付締切:9月10日(日)
参加上限人数(10名程度)がありますので、早期に受け付けを締め切ることがあります。